建築家：井上　昌彦 ｜ 新築注文住宅

お母様との同居をきっかけに、定年後の終の棲家として建てられた、
まるで旅館のような、趣のあるお住まいです。
竣工後1年経って、インタビューに伺いました。ワークストーリーはこちら＞＞＞

～設計ポイント～
南側に小さな水路が通るこの家の敷地周辺では、風通しの良い穏やかな時間が流れています。
この場所であることの恵みを素直に無理なく住まいに取り入れることを中心に考えました。
南東の庭を囲むように設けた軒深い大きな開口は、刻一刻と変化する陽光や風を受け入れます。
吹き抜けと連なる二階の書斎スペースの高窓からも、
気持ちのよい風の流れと多様な陰影が現れます。
日常的であり、普通の豊かさを味わえ、日々の時の流れを楽しめる家になりました。

エントランスの眺め　表通りから少し隠れる位置にある玄関扉
造園は住谷晃也氏（杉景）

縁側からの眺め　庭に向かう大きな木製の窓は、軒も深く、
気持ちよく外部の空間とつながります。

リビング　カウンターはタモの無垢材です。

 和室から庭を望む　右側がお母様のお部屋。LDから程よい距離感にあります。

リビング上部に設けられた書斎スペース。吹抜けでLDにつながり、庭の風景も見下ろせます。
そして上部の高窓からは南からの光が。この家の特等席かもしれません。

書斎からの見下し

いかがでしたでしょうか。
ここに暮らすことが日常であるという贅沢。
S様のように人生の色々を経験されて、これから自分時間を楽しもうという
大人世代の皆様にも、是非ご参考にしていただければと思います。

楠葉の家
設計：井上　昌彦
所在地：枚方市楠葉
構造規模：木造・2階建て
撮影：杉野　圭

【ご案内】＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
こちらのお住まいを設計していただいた井上昌彦先生。
楽園不動産では、2017年5月11日（金）～5/22（月）井上先生の個展を開催致します。
20日（土）21日（日）にはご本人も在廊いただきます。
そろそろ家づくりをお考えの方も、もう少し先にお考えの方も、
作品や模型、そして先生との会話を楽しみに、楽園不動産までお越し下さい。

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